今回は、爪のでこぼこの原因や治し方、改善方法は?親指だけなど特定の指だけに現れる症状についても詳しくご紹介していきます!
爪の表面がガタガタしているとなれば、気になる女性も多いのではないでしょうか?
昨今では男性もネイルサロンに通っている方が多いですし、男性の中にもお悩みの方もいるかもしれません。
ただ、やすりで平らにしようと思えば全体がペラペラになってしまいますよね。
どうにか健康的で平らなキレイな爪にしたい!と望んできた方は多いと思います。
そこで、今回は爪の表面が凸凹になってしまう原因や、できる改善方法・治し方について詳しくご紹介していきます。
爪の凸凹と一口に言っても、人によってその症状は様々で、原因や対処方法についても異なるため、なるべくたくさんのケースをご紹介していきたいと思います。
これまで爪の事で頭を悩ませてきた方は、是非最後までしっかりとご覧くださいね!
今回はご自身で試す事ができる改善方法もご紹介していきますので、必見ですよ!
爪のでこぼこは病気のサイン?爪でわかる健康状態とは?
皆さんの爪の表面はツルっと平らですか?
爪全体がぼこぼこしている方、ところどころくぼみがある方、縦や横に溝がある方、探してみると意外と傷があるという方もいるかもしれませんね。
実は、爪は健康のバロメーターとも言われていて、爪の様々な症状は、ひょっとしたら何等かの身体の不調によってあらわれた、サインであるかもしれません。
中には外傷性のへこみもありますので、一概に病気という判断はできませんが、もし当てはまるかもしれないと心配になった場合には、病院を受診しましょう。
ただ、特に身体的な異常のサインとは言えない場合もありますので、その場合は適切な対処を行い、健康な爪を取り戻せるようにケアしていきましょう!
病気の可能性がある爪の症状とは?
以下でご紹介する症状の中には、自分で判断してケアすれば治ると油断するべきではない症状もあります。
もし下記の様な症状があった場合には、自己判断せず、皮膚科などで適切な診断と治療を受けましょう。
病気の可能性があると分かればとても不安になるかと思いますが、治療を行えば改善する可能性もありますので、放置せずに受診してみてくださいね。
ばち指
爪が丸く大きく太鼓のバチのような形になり、指先が膨らんでいるような形になります。
この症状自体に痛みなどはなく、最初は気にしない方も多いかもしれませんが、次第に指の先だけが膨らんできて他の関節に比べて太くなっていきます。
この症状の場合は心臓や肺の病気が原因となる場合があるため、内科などを受診することをおすすめします。
点状陥凹(てんじょうかんおう)
爪をよく見ると穴が空いたような小さな凹みがたくさんありでこぼこしている状態を言います。
この場合、特定の爪だけに見られるのであれば外傷などが原因で、時間とともに解消されます。
原因はストレスといわれる事が多く、円形脱毛症になる確率が高い状態であるといも言われています。
いずれも爪乾癬や爪水虫といった爪の病気と見た目が似ていますので、自己判断はしないで、皮膚科の受診をおすすめします。
スプーンネイル(匙状爪)
スプーンネイルは、その名の通り、スプーンのように爪の真ん中が凹んで周りが反り返っている状態を言います。
別名:匙状爪(さじじょうづめ)とも言われています。
成人の場合では、利き手の母指、示指、中指に生じやすく、乳幼児では手の爪よりも足の爪に生じやすいのが特徴です。
爪に過度な力がかかることが原因ですが、鉄欠乏性貧血で爪が弱くなっている場合などになりやすいでしょう。
ちなみに、1~2歳頃の小児では特に原因がなくてもスプーン爪を生じることがありますが、多くは成長と共に正常な爪となり、成人になるまでスプーン爪が継続することはほとんどありません。
爪甲鉤彎症(そうこうこうわんしょう)
爪が分厚くなり異常に伸びて鉤(かぎ)型になる症状で、足の親指によく現れる症状です。
この症状は、爪甲の脱落やハイヒールなど先端が細い靴を履いた場合の圧迫などにより生じる事があります。
この場合、一度手術で取り除くなどの治療が必要になります。
爪甲を削り平らにすることで、日常生活を問題ない状態にしてくれる場合もあるようですので、一度受診してみましょう。
深い溝ができている
深い溝ができている場合は、貧血や糖尿病、亜鉛欠乏症などの症状とも考えられます。
万が一糖尿病ともなれば、一刻も早い治療に取り掛かる必要がありますね。
また一見爪水虫と似ていますが、爪の先端から混濁し分厚くなっていくものに爪のカンジダ症があります。
異常を見つけたら自分で判断せず、専門医の診断を受けましょう。
爪のでこぼこの原因と治し方、改善方法は?
上記の症状にも似ているような、似ていないような…?
でこぼこしていると一口に言っても、縦に凹んでいる、横に凹んでいるなど、様々な症状の違いがあるといえます。
そして、それによって原因も様々です。
今回は考えられる原因や改善方法などの治し方についてもご紹介していきます。
もしご自身に近い物があると感じた場合には、早速対処してみてくださいね。
爪に縦線が入る場合
出典:https://www.bibeaute.com/article/191224
爪に現れる白い縦線には、ほとんど病気の可能性はありません。
ただし線が黒い場合には、爪の根元にほくろができた場合や悪性の皮膚ガンの一種である場合などがありますので、病院の受診がオススメです。
原因
爪に白く縦方向の線や溝などが入っている状態を爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)といい、主な原因は「乾燥」や「老化」です。
20代頃まではあまり見られませんが、皮膚にシワができるように、加齢とともに誰にでもできる可能性があります。
40代では軽症の方を含めると、かなり多くの方にこの症状がみられます。
歳を重ねると胃腸の働きが衰え始めるため、爪に十分な栄養素が行き届かなくなってしまいます。
特に、亜鉛不足が大きく関係しているとされています。
また爪に栄養や水分・油分が足りていないと乾燥しやすくなるので、特に冬に現れやすく、乾燥肌の人は季節を問わず縦線が気になっている方も多いかもしれません。
若い方でも、血液循環が悪い・精神的ストレス・不規則な生活習慣などが原因となって現れることもありますので、世代は関係なく多くの方に現れている症状の一つです。
治し方・改善方法
改善方法としては、「保湿」と「ターンオーバー」が大切になります。
- ネイルオイルやハンドクリームによる「保湿」
- 家事の際や手を洗った後の「保護」
- マッサージ
この3つを徹底して行うようにしてみてください。
もし家事などで水を使う時にはゴム手袋などで保護をすることも有効ですし、水を触った後には保湿クリームを使いながらマッサージをするなど、タイミングを決めて行うとやりやすいかもしれません。
他にも、バランスのいい食生活、質の良い睡眠などの規則正しく健康的な生活は、ターンオーバーの正常化に大切です。
栄養が偏らないように、日常の生活管理もしっかりと行っていきましょう。
爪に横線が入る場合
出典:https://www.bibeaute.com/article/191224
この場合、一度できた爪にあとから横線が入るのではなく、最初から横線の入った爪が生えてきます。
爪が伸びてきてみたら、気づけば凹みがあるという場合が多いようです。
爪はとても外部からのダメージも非常に受けやすいという事が言えますので、なるべく衝撃や負担を与えないように気を付けたいですね。
原因
横線のでこぼこは、爪の根元にダメージを与えたか、栄養不足が原因で健康的な爪が作られなかった場合に起こると言われています。
爪には、爪母(そうぼ)という爪を作る「工場」の役割をしてくれる部分があります。
この爪母で作られた爪が、徐々に伸びていくのですが、この工場の役割がうまくいっていないときに、横線が入った爪ができあがると言われているのです。
そのため、体内のリズムの乱れや栄養状態などにより、爪母の役割が十分に果たせなくなってしまった場合などが考えられます。
他にも、爪をぶつけた、指を挟んだなどの外傷が原因となる可能性もあります。
治し方・改善方法
横に入った溝を改善するためには、「甘皮処理」や「栄養補給」が必要となります。
- 甘皮処理をやりすぎない
- 指先まで栄養を届ける
- 睡眠をしっかりとる
これらをしっかりと意識するようにしてみてください。
爪に必要な栄養は
- タンパク質
- ビタミンA
- ビタミンB2
- ビタミンE
- 鉄
などがあります。
食生活などを正して、しっかり食事から取り入れられるようにしてみてくださいね。
「親指だけ」特定の爪にでこぼこが出る場合の対処法
ここまで、色々な爪に起こりうるトラブルの症状についてご紹介をしてきました。
人によっては複数本の指の爪にでこぼこがあるという方もいるかもしれませんね。
気になるかもしれませんが、すでに伸びてきている爪を治す事よりも、今後生えてくる爪を健康な爪にする事を考えて、気長にケアをしていくように心がけてみてください。
しかし中には、決まった1本の爪だけがでこぼこになってしまうという方もいるようです。
さらに伸びても伸びても、その爪だけは改善しないという場合もあるようですね。
では特定の爪だけがでこぼこになってしまう原因とは何なのでしょうか?
治す事ができるのか?についても詳しく調べてみました!
特定の爪のでこぼこは「生活習慣」が原因?
上記で横線のでこぼこが出てくる場合の原因についてはご紹介をしてきました。
もちろん特定の爪のトラブルに関しても当てはまる部分が多くありますので、参考にしてみて頂きたいと思います。
しかし、人によってはひょっとしたらクセなどの「生活習慣」が原因となっている可能性もあります。
もし当てはまるかもしれない!無意識にやっていた!という事があればすぐにでも改善するように心がけてみてください。
爪を噛む・圧をかけるなどのクセ
無意識のうちに爪を噛んでいたり甘皮をいじってしまっている人は意外に多いものです。
例えば、何かに集中しているうちに何げなく爪を噛んでしまったり、考え事をするときに机をカリカリと爪でこすってしまっている場合。
他にも、自分自身の爪で爪周りの甘皮をいじってしまうなどの爪周りへの負荷が原因となる可能性もあります。
クセはほとんどが無意識で気を付けて見なければ自分自身でさえ気づかない事がありますよね。
無意識に何か爪にダメージを与えていないか見直してみてくださいね。
ネイルアートの間違ったケア
他にもご自身でマニキュアやジェルネイルをしている場合、その前処理としてキレイに整えている方法が間違っている可能性があります。
直接爪に施術する作業になるので、間違った方法でダメージを与えてしまうとすぐに影響が出てしまうといっても過言ではありませんよね。
万が一、これまで強く圧をかけて甘皮処理などを行っていた場合には、正しいやり方を見直す必要があるかもしれません。
爪や爪周りはとてもデリケートであることを理解して、丁寧に扱いましょう。
子供の頃に負った傷が原因?
実は、意外と多いのが、「そういえば子供のころにこの指を怪我したことがある!」という場合です。
私自身も子供の頃に玄関のドアに挟んだ指の爪が20歳ころまで変形していました。
形自体も1本だけ変わっていましたが、爪の表面には生えても生えてもでこぼこがあって、なんでこの爪だけ?といつも疑問でしたね。
母と話ししているうちにそういえばこの指挟んで折れたかと思った…と思いだしたのがきっかけで気づく事ができ、ネイリストの方に話すとそれが原因の可能性があるかもと教えて頂きました。
改善する方法はあるの?
私のように、もし昔の怪我が原因、となった場合改善方法は待つしかないそうです。
それも、人によって治る場合もあれば、一生そのままになってしまう可能性もあるのだとか…。
私の場合は、ジェルネイルでごまかしながら長く付き合ってきました。
特に対処する事と言えば、キューティクルオイルで保湿する程度で病院等にもかかっていません。
それでも、怪我からおおよそ15年後の20歳頃に改善され、いつの間にか気づいたら他の爪同様にでこぼこが無い!?という状況に。
ネイリストの方にも、ひょっとしたら治らないかもしれない、なるべく爪周りを大切にして待つしかないという事を言われていたので半ば諦めていましたが、私は運が良かったのかもしれませんね。
今同じような状況になっているという方も、根気強く保湿をして気にせず生活していれば、いつか改善されるかもしれませんので、爪にとって良いとされる保湿などは率先して取り組んでみてくださいね!
まとめ
今回は、爪のでこぼこの原因や治し方、改善方法についてご紹介してきました。
特定の指にだけ凸凹が出るという場合には、私のように小さなころに怪我や衝撃を与えるような出来事がなかったか探ってみてください笑
爪は手の印象を左右しかねませんし、できる事ならばキレイな状態を保ちたいですよね。
そのためには保湿は欠かせませんし、日ごろから負担をかけないようにすることも大切になります。
外傷などが原因ではなく、病気のサインかもしれないとなればすぐに医師の判断を仰ぎましょう。
自己判断で大丈夫だと決めつけて、ネイルをして隠すような事がないように、気を付けてくださいね!
最後までご覧頂きありがとうございました♪