今回は、爪が薄い原因は栄養不足?爪を厚くする方法や必要な栄養素について詳しくご紹介していきます!
折れにくい、丈夫な爪に憧れている方は多いのではないでしょうか?
できる事なら厚い爪を手に入れて、「折れる」「割れる」と言った悩みとは決別したいものですね。
ただ、中には体質だからしょうがない…と諦めてしまっている方もいると思います。
でも実はそれ、体質が原因という事ではないかもしれません。
確かに爪の「形」は遺伝や体質による事もあるようです。
ただ厚みや強度の問題は、その人の「生活習慣」や「栄養」の影響が大きいのです。
今回は、爪の構造や仕組みから、必要な栄養素をご紹介していきます!
爪にとっていい環境を作れば厚い爪を手に入れる事も夢ではありませんので、是非この機会に生活習慣を見直してみてくださいね♪
同じ悩みを抱えている方は是非、爪がどんな成分から作られているのか覚えて頂いて、日々の食事から摂取できるように献立を考えてみてくださいね♪
そもそも爪の構造と役割とは?何の栄養素で作られているの?

爪が薄くて日常生活にも支障をきたしているなど、本当に困っているという方も多いと思います。
ネイルが楽しめないだけではなく、ちょっとぶつけるだけで痛みを感じたり、いつの間にか折れた爪が服やストッキングにひっかかってしまったり…
日頃の生活でも結構不便は多いですよね。
ただ、爪は何の成分からできているのか?何のためにあるのか?という、基本的な仕組みはご存知でしょうか?
骨や歯よりは柔らかくて、皮膚よりは硬い…爪は一体何でできているの?と疑問に思う方もいるでしょう。
しかし、爪の構造や仕組みを知らなければ、何が爪にとって良い事なのか、理解する事は難しいですよね!
爪にとって良い事をしていけば、いつか健康な爪を手に入れる事ができますので、何が良いのか、必要なのかをしっかりと覚えていきましょう。
爪の役割とは?
爪の役割は?と聞かれると答えられる人は少ないかもしれませんね。
多くの女性はネイルアートを楽しんでおしゃれの一部になっていると思います。
しかし、動物にとっては、エサを狩るためや木などにしがみつくため、または大地を駆けるためなど、自然を生き抜いていく上でとても重要なもので、種により様々な進化を遂げていますよね。
では、人間の場合は?というと、爪は指先を保護し、指先の動きをサポートしてくれる役割があります。
手足の爪がないと、物をつかんだり、歩いたりすることが困難になってしまうほど、とても重要な働きをしているのです。
あるのが当たり前で気づいていない方の方が多かったかもしれませんが、生きていく上で必要な部位であることに間違いありません。
重要であることを認識して、しっかりと健康で丈夫な爪を育てる必要がありますね。
爪の成分は?何でできているの?
爪は硬さがあるため、骨と同じくカルシウムからできると思われることもあるのですが、髪の毛と同じくケラチンという硬たんぱく質でできています。
実は、爪も髪も表皮の角層が特殊に分化してできたもので、「角質器」とも呼ばれているんです。
ケラチンは繊維性のタンパク質で、爪を硬く丈夫にする役割を担っています。
爪は3層から成り立っていますが、一番表面の層と一番下の層は、非常に薄いケラチンが縦方向に連なっています。
間に挟まれた中間層では厚いケラチンが横方向に連なります。
こうした異なる性質の層が交互に重なることで、柔軟さと同時に硬さを出すことができているのです。
爪を作る栄養素であるタンパク質が不足してしまう爪が薄くもろくなってしまう可能性があり、他にも、亜鉛やビタミン類など多くの栄養素が必要となります。
髪の毛に良い物を考えよう
爪に良い栄養素を考えると分からない、という方でも、髪の毛に良い栄養素と言われるといくつか思い浮かべる事ができるのではないでしょうか?
髪の毛と爪を形成している主成分は同じ「ケラチン」。
であれば、髪の毛に良い成分=爪に良い成分となります。
下記で、さらに詳しく爪に必要な栄養素や、含まれる食べ物についてご紹介していきますが、迷った時は髪の毛に良い物を考えてみると少し簡単になるかもしれません!
爪を厚くする栄養素は?何の食べ物に含まれるのか?

爪がケラチンという硬たんぱく質から作られている事はお分かり頂けたと思います。
でも、タンパク質を効率よく摂ろうと思った時、どんな食事を心がければ良いかはわからないという方もいると思います。
さらに、タンパク質だけを摂っていれば良いわけではないので尚更難しくなりますよね。
1日3色の限られた食事の中で良いものを摂取しようと思ったらたくさん含まれているおいしい食材をたくさん使いたい所です。
では爪に必要な成分と、含まれる食材をご紹介していきます。
ご飯のメニューを考える時には、多く含まれているものを選ぶと良いかもしれません。
健康でなければ丈夫な爪は育ちませんので、体の事も考えバランスよく摂り入れるようにしましょう。
タンパク質(ケラチン)
まず爪の主成分でもあるタンパク質は絶対に欠かす事ができません。
食物から摂取したタンパク質は、筋肉や内臓などの生命維持に不可欠な部分へ優先的に送られます。
爪は指先を保護する大切なパーツではありますが、命には関わらないので、後回しにされてしまいます。
さらに内臓から一番遠い末端ですので、優先順位は低いのです。
ダイエットなどで食事の量だけを減らしてしまうと、タンパク質不足で爪が弱くなってしまう場合もあります。
多く含まれる食材
- 鶏のささみ
- 鶏のムネ肉
- 卵
- 豆腐や納豆などの大豆製品
- 青魚
- 鮭 など
スーパーに行けば手に入れやすい食材ばかりですよね。
日々の献立にも取り入れやすいものばかりです。
動物性タンパク質と植物性タンパク質がありますので、どちらもバランスよく摂り入れるようにしましょう。
ビタミン群

ビタミン群にはたくさんの種類がありますが、爪にとって欠かせない栄養素となっています。
ビタミンA
ケラチンの形成にビタミンAは欠かせない栄養素です。
他にも、ビタミンAは皮膚や粘膜を作る栄養素で、肌の乾燥を防ぎ、肌バリア機能を高めてくれると言われています。
爪が乾燥して割れやすい、二枚爪になるという方は、ビタミンAを積極的に摂るようにしましょう。
多く含まれる食材
- 鶏のレバー
- ニンジン
- ほうれん草などの緑黄色野菜
- アナゴ
- 銀ダラ
- バター
油と一緒に摂取すると吸収力がアップするという特性があり、炒めたり、ドレッシングなどをかけて一緒に摂取すると効率よく摂れますよ。
ビタミンB2
爪の細胞を活性化させ、強い爪を作るために摂取したいのがビタミンB2。
細胞の再生や成長を促進し、新陳代謝を活発にしてくれるので、爪だけではなく、皮膚や髪の毛、歯の形成にも重要です。
おまけに脂質の代謝も助けると言われているので、ダイエットにも役立ちそうです。
多く含まれる食材
- 豚レバー
- 牛レバー
- うなぎ
- 乳製品
- アーモンド
- ニンジン、ほうれん草、アスパラガスなどの緑黄色野菜
- りんご、パパイヤなどの果物
ビタミンE
ビタミンEには毛細血管の血行を良くする働きがあります。
若返りのビタミンと呼ばれるほど強い抗酸化作用を持っているので、アンチエイジングにも効果があり、ツヤのあるピンク色の爪を作ってくれる栄養素です。
ビタミンCと同時に摂取すると体内効率が良くなり、より効果的に摂取できます。
多く含まれる食材
- かぼちゃ
- ほうれん草
- たらこ
- イワシ
- うなぎ
- アボカド
- キウイフルーツ
- 卵
- ピーナッツ
植物油にも多く含まれているので、調理の際に使うと効果的です。
ただ、ビタミンCは熱に弱い栄養素なので、一緒に摂取を考えるのであれば調理方法は気を付けなければいけません。
ミネラル類

髪の毛に良い物を思い浮かべると、思い浮かぶのがミネラル類だと思います。
このミネラル類を見落としている方は意外と多く、必要な栄養が足りていない方もいらっしゃいますので、意識的に摂取しましょう。
カルシウム
健康な歯、骨、爪を形成するために必須の栄養素で、爪の主成分ではないものの、間接的に大きく影響する栄養素の一つでもあります。
カルシウムをしっかりと吸収するためには、ビタミンDの力を借りるのが効率的ですので、一緒に摂取するようにしてみてください。
多く含まれる食材
- 牛乳、チーズなどの乳製品
- 豆腐
- 大豆
- 小魚
- ひじきなどの海藻
- 小松菜、チンゲン菜、菜の花などの緑黄色野菜
鉄
体内の酸素と二酸化炭素を運搬する働きをしてくれる栄養素です。
特に女性に不足している方が多く、不足すると爪が薄くなってしまう可能性もあります。
貧血などの改善にも役立ちますし、女性にとってはとても大切な栄養素の一つです。
ビタミンCやタンパク質と一緒に摂ると吸収が良くなります。
多く含まれる食材
- レバー
- ひじき
- 豆腐などの大豆製品
- マグロ
- パセリ
- バジル
- こんにゃく
- だいこん菜、小松菜などの葉野菜
- 枝豆、そら豆などの豆類
亜鉛
抗酸化作用、細胞を活性化させる働きがあり、皮膚や爪の新陳代謝を活発にします。
爪の形成にもとても重要な栄養素ですが、現代人の亜鉛不足はかなり深刻です。
よく指摘されているのを見かけるほど、満足に摂取できている方は少ないようです。
特に、偏った食事をされる方、ダイエットをされている方、お酒を飲む方は要注意です。
多く含まれる食材
- 牡蠣
- あわび
- たらばがに
- するめ
- 豚レバー
- 牛肉
- 卵
- チーズ
- 高野豆腐
- 納豆
- えんどう豆
- 切干大根
- アーモンド
- 落花生
薄い爪にお悩みの方へ、栄養以外に爪を厚くする方法は?

爪の伸びる速度は、一般的に成人の方で1日に0.1mmとされていて、1mm伸びるのに10日。1cm伸びるのに約100日ほどの日数がかかります。
という事は、一度伸びてきた爪はしばらくの間付き合い続けるという事です。
例えば一度伸びてきた爪に凹みがあった場合、それを治すのは困難ですよね。
となれば、新しく作られている間から健康な爪が育つ環境を準備しなければなりません。
爪は爪の付け根の皮膚の下で新しく形成されて、指先へと伸びていきます。
この新しい爪が形成されている時に衝撃を加えてしまったり、栄養失調などがあるとキレイな爪が形成されません。
健康で丈夫な爪を育てるためには、日々の栄養管理と合わせて、ケアを行うのが重要になります。
では、具体的に何をしていけば良いのか?についてみていきましょう。
爪の付け根に負担をかけない
爪の付け根部分の爪母という部分で爪が形成されているので、そこに負担をかけてしまうと、でこぼこな爪が形成されてしまう原因になります。
ネイルをしている人の多くは“甘皮処理”を行うと思いますが、その時強く圧をかけすぎたり、傷をつけてしまうような事があれば健康な爪は伸びてきません。
とてもデリケートな部分なので、正しい甘皮処理の方法を身につけ、優しくケアをすることが重要になります。
心配という方は、ネイルサロンに行き、プロのネイリストの力を借りる事も視野に検討しましょう。
1度行って、やり方を見たり聞いたりして覚えると心配がなくなるかもしれませんね。
こまめな保湿を!
髪の毛と同じ成分で作られている爪だからこそ、髪の毛にトリートメントが必要なように、爪にも保湿が大切になります。
指先は、色々な物に触れる機会も多く、水にぬれる事も多い為、とても乾燥しやすい部分です。
しかし、冬にハンドクリームを塗っていても夏は何もしていないという方も多いのではないでしょうか?
薄いという悩みの他にも、爪に縦線が増えてしまうなどの原因となっているのが「加齢」や「乾燥」です。
乾燥はお肌と一緒で爪にとっても天敵なのです。
ネイルオイルや美容液を使用して、こまめに保湿する事を心がけましょう。
トイレに行って手を洗ったら、家事で水を触ったら、などタイミングを決めると習慣になって負担なく続ける事ができると思います!
すぐに効果が見えなくても気づいたら強くなった!?と実感できる日がきっと来ますので、長く続けてくださいね♪
まとめ

今回は、爪が薄い原因は栄養不足?爪を厚くする方法や必要な栄養素についてご紹介してきました。
爪が薄いのはとても不便ですよね。
私の場合、補強がてらジェルネイルをしていても折れてしまう事がたびたびありました。
どうにかできないか!?と悩み続けましたが、爪に良い事を率先して取り入れていくうちにいつの間にか折れない爪になりましたよ♪
すぐに効果は出ないかもしれませんが、続けていればいつか強くなることは私自身が実感していますので、皆さんも長期に渡って続ける事を目標に頑張ってみてくださいね!
最後までご覧頂きありがとうございました!